おはようございます。香川です。

今日はM様マンションのフローリングについてご紹介させていただきます。

今回M様マンションでご採用いただいているフローリングはスカンジナビアンフローリングの
アッシュ(ホワイトオイル仕上げ)です。
アッシュ - スカンジナビアン・ハウジング (scandinavian-housing.jp)

白木のアッシュに北欧らしいホワイトオイルで仕上げを施した上質なフローリングです。
表層のアッシュ材に2層の複合材を積層した3層構造になっており、伸縮しにくく安定性があります。

M様マンションは床暖房を敷設しているお部屋にもフローリングを施工しますので
床暖房の熱による乾燥収縮に強いフローリングでなければ使用できません。
しかし、3層構造の複合フローリングとはいっても無垢材ですので全く伸縮しないわけではありません。
温度・湿度の変化に応じて伸縮は必ず起こります。
床暖房の熱の影響により床暖房無しの場合と比べるとフローリングの乾燥収縮は起こりやすい状況です。

そこで今回採用しているのがフローティング工法です。

通常無垢のフローリングを施工する際はウレタン系のボンドとフロアタッカーを併用して
下地に完全に固定してしまいますが、フローティング工法では床の下地材とフローリングをあえて固定しません。
フローリングのサネ部分にウレタン系ボンドを塗布してフローリングとフローリングを固定するだけです。

フローリングとフローリングを隙間なく突き付けで固定していき
フローリング全体で伸縮に対応するイメージです。

 
温度・湿度の変化による伸縮に対応するためにフローティング工法の場合は
壁際に10mm以上のクリアランスを必ず設けています。
このクリアランスがしっかりと確保できていないとフローティング工法にした
意味がないので注意です。

M様マンションの内部造作工事も大詰めです。
6月からはタイル工事が始まります。
素敵なタイルをお選びいただいていますので、またブログで紹介させていただきます。