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2019.6.4
街をきれいにするために働く人々 @ Copenhagen

こんにちは、 
コペンハーゲンに来て1週間が過ぎ、ちょっぴり白いご飯としょうゆ味が恋しくなって来た余吾です。(笑)
こちらに着いた頃は少し肌寒かったのですが、週末あたりから段々と気温が上がりここ数日は肌を露出して歩いている人が多くて、なんだか季節がわからなくなってきますね。

さて、月曜日の昨日はヨゴホームズが建築の中で使用する金物を探しにバスで出かけました。昨年いつも行っている建材屋のおじさんが教えてくれて行ってみたのですが、16時閉店ということで既に閉まっていて、次回は絶対に来ようとマーキングしていました。
行ってみると、案の定欲しいものがいっぱい! 金物は重いので(例えば、階段手すりの真鍮の受け金物)、送ってもらえることになりついでに今後の取引もできるよう交渉成立! 良かったです。

その道すがらバスを降りて昨年も通った同じ公園を歩いていると、芝刈りをしている大きな車を見かけました。そうですよね。デンマークはどこに行っても芝生が敷き詰められていますから、こういうのでしないと時間がかかって仕方ありません。

余談ですが、この芝生や緑が多いということも人々の憩いの場となることはもちろん、CO2削減にも一役かっているのかも知れませんね。

どうですか。かっこいいでしょう!まあまあの音が出るので赤いイヤーマフでしっかり耳を保護しています。まずは外周を刈ってから、その後木の周りもぐるぐる上手に手際よく刈っていきます。とても楽しそうで、私もやってみたいなあと思ってしまいました。(笑)

そして、もう少し歩いて行くと今度は石畳の間から出た雑草を焼いている人に出会いました。

デンマークでは薬をまいたりはしないのですね。
石畳が多いということもあるのかも知れませんが、こうしてバーナーで焼いている光景は随分前からよく見かけます。地球を汚さないでできるだけ優しい方法できれいにすることを考えるとこの方法に行き着いたのでしょうか。素晴らしい!

そして、今度は小さなゴミを拾って歩く人に出会いました。
デンマークでは歩きタバコをしている人を多く見かけます。観光客も多いのでデンマーク人がということではないと思いますがその部分は嫌だなあといつも思っています。

こうしてたくさんの吸い殻を拾って歩く仕事があるのですね。でも、なんだか道具と拾って歩く姿が可愛くて・・・。

今度は仕事を終えて、今夜何を食べようかとレストランを探しながらストロイエの裏道を歩いていると、こんな小さな車でゴミを集めている人に出会いました。
黄色いゴミ箱の中には鉄製の黒いバケツが入っていて、そのバケツごと車の荷台に運びポイっと集めて回っているようです。

そう言えば、街を歩いていてゴミを捨てたいなと思って周りを見渡すと必ず近くにゴミ箱があるのには驚きます。とても便利だけど、こうしてきれいにしてくれている人がいるのですね。感謝!

いつもはあまり気にしないで歩いていますが、昨日は月曜日だったせいかこうして街をきれいにしている人を多く見かけました。本当は先日おじゃまして勉強させていただいたデンマークの一歩進んだ持続可能性についてブログをまとめたいと途中まで進めていますが、テーマが壮大過ぎてなかなかまとまらずに毎日頭を悩ませていたところでした。

で、ちょっと切り口を変えてこういう話題にしました。

 

さて、これは今朝ホテルの部屋から見た光景、まだ薄暗い4時頃のことです。いつもこちらにいる間ずっと時差ぼけが続き朝早く目が覚めてしまう私は大きな車が止まった音がしたので窓の外を見てみました。

大きなゴミ回収車に男の人が立った一人でゴミを集めていました。
向かいのビルの前に並べられた大きなゴミ箱(キャスター付き)をゴロゴロと引っ張ってきて車の前に起きます。車から出たアームに固定して自動でゴミをバッサリと回収する仕組み、これなら一人で大丈夫、力も要らないし汚いゴミに触ることもありません。

このシステムはアメリカや他の国でもよく見かけますが、日本にもあるのでしょうか。

私の街ではゴミ収集車は必ず2人か3人で小さな車で集めに来ています。もちろん道路が狭いこともあるとは思いますが、より人の手がかかっていることは間違いありません。この仕組みは40年以上前と変わっていないと思います。

 

デンマークに来て空港や駅、そして街中でたくさん仕事をする人々を見かける度、その多くは日本とまったく違う考え方があり、とても合理的でカッコよくて美しくて働く人の健康やプライドを守っていると感じます。
デンマークは日本以上に賃金が高く汚い仕事は誰もしてくれないと聞きます。だからこそ、機械や車やそのシステムを良くしていこうと開発が進み人ができるだけ関わらなくて良いよう、また人でなければできないことはそれができる仕組みづくりを上手につくってきたのだと感じています。

私は建築やインテリア、暮らしのことを学びによくデンマークに来ます。
でもそれらのことだけではなく、デンマークの人々の合理的かつ人間的な考え方や社会の仕組みづくりや教育の方針などあらゆるところで私たちは学ぶべきことがたくさんあるのではないかと痛感しています。

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