ヨゴホームズブログblog
2026.1.6真価を発揮したリタイアメントハウス
皆さま、明けましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。
さて、2026年最初のブログは私(余吾)が両親の為に建てたリタイアメントハウスでの暮らしについてお話をさせて下さい。
少し長くなるかと思いますがきっと皆さまに何かお役に立てることもあるかと思います。是非おつきあいください。

この家は2003年に父70才、母67才の年にそれまで住んでいた父が若い頃中古住宅を購入し直し継ぎ足しながら住んできた農家住宅を解体し建て替えをしたものです。
当時の家は本当に住みづらいくキッチンは西陽だけがあたる北の端っこにありコンクリート土間(土足)、お風呂は家につけ足したようなすき間だらけの今では考えられないなんと五右衛門風呂でした。座敷や応接間が南を陣取り大きな段差のある夏は暑く冬は吐く息が白いほどにしんしんと寒い家でした。
このままでは両親が年老いた時にどうなるのだろう。そんな想いが日に日に増し、思い切って建て替えを決断したのでした。
あれから22年、母が2年前に老衰で他界し父ひとりで元気に暮らしていたのですが.....、
昨年10月下旬まで自分で運転もし朝ウォーキングも頑張っていた父が、10月末に裏山の畑でこけてしまい腰を圧迫骨折し入院を余儀なくされました。高齢(93才)の父は手術も選択できずリハビリするしかなかったのですが2ヶ月の間本人なりに精一杯頑張りました。
痛みがあり右足に体重をかけることができず車椅子生活にはなりましたが、年末には是非わが家に帰ってお正月を過ごしたいという強い想いが叶い自宅に戻ることができました。
父の帰宅に向けて病院の看護師さんやリハビリ担当の方、ホームヘルパーさん、介護器具レンタル会社の方等多くの方々が家に来られ、どの様にすれば父がこの家で暮らすことができるかを話し合ったり病院でもカンファレンスを設けて下さいました。本当に親身になってご助言を頂き心強かったです。
結局シャワーの右サイドの壁にL型手摺りを取り付けただけで、他はそのままで大丈夫ということになりました。
皆さんが口々に段差がないことや広い開口部、設備の仕様、そして暖房についてたくさんのお褒めのお言葉を頂き父もとても誇らしそうで嬉しそうでした。

車から降りると雨に濡れず緩やかなスロープが玄関まで続きます。
滑らないように煉瓦で仕上げています。

玄関土間と1階床レベルの間に10 cmの段差があるのみ、ここには車椅子の為にレンタルでスロープを置きました。
この土間部分にも床暖房を施していますので、ドアを開けるなりほっこりあたたか。

奥の右側が玄関、突き当りが母の部屋、その手前左(玄関突き当り)が父の部屋、その手前がバスルームとなっています。

バスルームの入口のドアは幅広(w 900)とし外開き、開け放しておくことができるようにしています。
もちろん段差はありません。いつも開け放していました。

要介護4となった父は車椅子で移動しますが、部分的には歩行補助器を使うことができ、車椅子からソファ、ベッドへの移動も辛うじてできます。
車椅子から歩行補助器に移りトイレに座ることができたことが、本人にとっても私たち介助する者にとっても何より良かったです!
またこうした壁付けの洗面ボウルは車椅子でも使えるので、父もここで食後の歯磨きや髪を整えていました。

洗濯機もドラム式なので、洗濯物を自分でポンと入れることができました。
(もちろん私たち姉妹が交代で洗濯はしましたが。)
また奥のバスルームとの間にも段差はなく、もちろん洗い場までが床暖房です。

父の場合、このバスチェアで自分で髪の毛も体も洗えるのですが、唯一足(ひざから下)は自分で洗えないから洗ってあげて下さいと病院の方から言われていましたが、なんと父がこの段に足を乗せて自分で全部洗えたとたいそう喜んで教えてくれました。こうしたことが父に自信を与え気持ちをポジティブにしているとそばに居て感じました。
「この家はすごいわ!」父がこうした言葉をたくさん言ってくれたのですが、ヨゴホームズ的には録音して皆さんに聞いて頂きたいくらいでした。(笑)

この度新たに取り付けたL型手すり、このおかげで歩行補助器からバスチェアに自分で移動ができ、立ち上がることもできました。
高さは床から80 cm 、縦部分は段に合わせました。
シャワーのみですが床暖房でとっても暖かく急がずマイペースで入浴ができて、出てくる度に毎回「気持ちいい~!」って嬉しそうです。

キッチンやダイニングテーブルもそのまま車イスで使えました。
ベッドは撮影し忘れましたが、新築当時からテンピュールの電動ベッドを置いていたので、介護器具レンタル会社の方にいいベッドですね!とまた褒められました。
実際にはベッドの高さが少し低くて車椅子に移りにくいとのご指摘があり、レンタルでマットレスを1枚重ねました。

母のお仏壇は昨年ヨゴホームズで展示会をして頂いた岡山のヨネモノさんにつくって頂いたもの、スケアラックのコンソールテーブルとジョージスツールを組み合せて座ってお参りができるスタイルにしました。
今回のことは予想もしていませんでしたが、父も全く問題なく毎朝お線香をあげることができます。
22年前に頭で両親の将来を色々考えて建てたリタイアメントハウス(1号)を実際に父が車いす生活という残念なことではありますがこうして実際に身をもって検証してくれ、この家を本当に素晴らしいと何度も何度も私に言ってくれたことが本当に嬉しい10日間でした。
ヨゴホームズではその後もリタイアメントハウスを何軒も建てさせて頂きました。それぞれのご家族が安心して長く暮らしていただけることを想い描きながら設計させて頂きました。
そして今回当時の生まれ育った家を思い返しながら、あの家こそが私の家づくりの原点だったんだなあとつくづく感じることができました。きれいな家に住みたいと憧れ続けていた子供時代、そして母にいつかはきれいな家を建ててあげるよ。と約束していたことも今回初めて父に伝えました。父は「お母さんが守ってくれているよ。」と一言。
そんなこんなで、なぜかどんな時も明るくよく笑いポジティブな父に助けられながら、新年を迎えることができました。
長々となってしまいましたが、ヨゴホームズが考える『リタイアメントハウス』についてのリポートをお届けしました。また、もし実際にご覧になられたい方がいらっしゃいましたらお気軽にお申し付けください。ご案内させて頂きます。
本年も皆さまに愛される家づくりをスタッフや仲間と一緒に頑張って参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
皆さまにとって笑顔あふれる実りある一年となりますようお祈りしています。
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