ヨーロッパの風景europe view
サステナブル先進国 デンマークに学ぶ
in Denmark 2017.6
心豊かな暮らしのベースはサステナブル
美しくヒュッゲな暮らしをとても大切にするデンマークの人々
デンマークを訪れるようになり27年になりますが、その間様々な建築やデザイン、そして何より人々の何気ない日々の暮らしに触れながら少しずつ自分の中に何かが芽生え育ってきたように感じています。それは人が生きていく上でとても大切な何か・・・、人々の驚くほどに美しい住まい方や決して贅沢ではないけれど心豊かな暮らしぶり、個を大切にしながらも他を認める寛容さだったり、知らないことに対して貪欲なまでの好奇心、そして毎日を丁寧に過ごすひたむきな気持ちであったりあげるときりがないのですが、今回ひとつの答えが見えた気がしています。それら全ては自分らしくありのままで生きること、人が人としてずっと幸せに暮らしたいと願う人生そのもの、そしてそれこそが持続可能ということではないだろうか。
この旅では4家族のお住まいを訪ねました。それぞれが個性豊かで美しい住まいに誇りを持ち暮らしそのものを楽しみ、それだけでなく人生を謳歌していることがひしひしと伝わってきます。人と過ごすヒュッゲなじかんを何より大切にし初体面であってもおもてなしの心と笑顔でこころよく迎え入れてくれました。美味しい手料理を囲み交わすおしゃべりの楽しいひととき・・・、そうした幸せな毎日をずっと続けていけること、そのために住まいも街もそして国も地球も持続可能でなければいけないのです。
まず訪ねたのは赤レンガの戸建て住宅に住むご夫妻、62年前に建てられた平屋住宅はスライドドアを交換しその向こうに続く広大な庭を愛しみながら暮らしています。お気に入りの家具や絵画、趣味のコレクションに囲まれ本当にお幸せそう、庭では何と亀を飼われていましたよ!(笑)
次のお住まいは3年前にもおじゃまさせて頂いたお宅。でもその時と家具や配置が少し変わっていて年々進化しているよう。デンマークでは人気の家具はどんどん値上がりするので良いものを大切に使いながら買い換えていくという家と同じく投資の意味もあるようです。是非3年前のお住まいと比べてみて下さい。
【心豊かな美しい日常に心から感動 in Denmark 2014.9】
3件目の70代のご夫妻が住むお住まいはちょっとイタリックな装いの集合住宅。おふたりは前日南欧から帰って来たばかりというのに、パンを焼いて美味しいお料理でもてなして下さいました。私は10年ぶりくらいの再会となった嬉しい訪問でした。
最後のお住まいは自然豊かな森のすぐそばに建つテラスハウス、奥さまのお父さまから譲り受けた家具をリメークして素敵に使われていました。近くの森を一緒に散歩したりゴージャスな夕食もご馳走して頂き夜が更けるまで楽しいおしゃべりは続きました。
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