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ユトランド半島の最北端まで車を走らせて in Denmark 2013.9

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アンデルセンの故郷を偲んで in Odense
アンデルセン童話の中に迷い込んだような不思議なおとぎの街 オーデン

何度も訪れたデンマークですが、実はこれまでオーデンセに滞在することは一度もありませんでした。この旅でLE KLINT社を訪問することになったお陰でゆっくりこの街で週末を過ごすことができました。コペンハーゲンから電車で1時間半、フュン島にあるオーデンセはデンマークで3番目に大きい都市ですが、中心部はどこへでも歩いて行けるほどのコンパクトサイズ、駅前には大きな緑豊かな公園があります。私たちはこの公園のすぐ横にあるクラシカルな Hotel Plaza Odense に2泊滞在することになりました。

まずはアンデルセンの生家を訪ねることにしました。昔のままの姿を見事なまでに残した美しい家並み、それほど大きくはないカラフルにお化粧された住宅が軒を連ねる先のちょうど角にある黄色い外壁に素焼き瓦のL型をした家がそうでした。残念ながら中に入ることはできませんでしたが、窓から中を覗き込むと当時の生活を偲ばせる調度品がそのまま置かれていました。

以前テレビの旅番組でちょうどオーデンセをしていて、その時このアンデルセンの生家の真ん前にあるレストランでとても美味しそうなお料理を食べているリポーターを見て、もし行くことがあったら絶対にここで食べようと決めていました。が、残念なことに既に予約でいっぱい・・・。また今度にします。(笑)

さて、翌日はアンデルセンが2歳から14歳まで暮らした家を見に行きました。中はミュージアムになっていて見学することができます。靴職人だったお父さんの仕事場も当時のまま再現され、小さな台所やたくさんの人が寝ていたという小さなベッドルーム、窓には彼の切り絵が飾られとても可愛いお家でした。裏庭に出てみると自然の丸い石が敷き詰められた当時の石畳がとても素敵で彼の少年時代を偲びながらしばしタイムスリップしたようでした。

市内にあるアンデルセンにまつわる場所をミュージアムのスタッフに教えてもらい散歩がてら探してみることに、公園の中を流れる小川にさりげなく置かれた折り紙でつくった舟を見つけました。童話『しっかり者のスズの兵隊』に出てくる紙の舟が流れる様子をモニュメントにしたものです。そこから少し歩いて坂を上がっていくとアンデルセンの銅像があります。彼は右手に鉛筆を左手にノートを持って微笑んでいるように見えました。

2日間この街を歩き、色々なところで彼にまつわるものを目にして思ったことは、アンデルセンは世界中の子供たちにたくさんの名作を残しただけでなく、将来に渡り永遠と続く大きな宝物をこの街に残していったのだということ、本当にこの街にとってかけがえのない大きな存在なんだなあということです。オーデンセは童話の世界そのものです。可愛い家の数々をご覧ください。

ヨゴホームズでも持っているアンデルセン童話の本が世界各国の言葉に翻訳されミュージアムやお土産物やさんに置かれていました。

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