ヨーロッパの風景europe view
仲間と共に過ごした日々 in Denmark
in Denmark 2011.9
思いっきり リフレッシュ!(余吾)
忙しい現実から遠く離れたデンマークでエネルギーを満タンにしてきました。
夕方5時半頃コペンハーゲン中央駅近くのホテルにチェックインしほっと一息してから、お腹もすいたことだしちょっと街へ出ましょう、という事で本当に軽い気持ちで出かけた私たちでしたが、チボリ公園の前を通りかかった時、『えええ~っ、開いているぅ~!』と小西が叫びました。今日から冬休みで残念ながら一日遅くてチボリ公園には入れないと思っていたのに、何と特別ライブがあり奇跡的に開いていたのです! それではという事でチケットを購入、疲れた老体にムチ打ってアトラクション乗り放題、ライブも遠くから見放題のコペンハーゲン初夜を迎えたのでした。しかも若いアーティストのライブだっただけに周りは中高生くらいのデンマーク人ばかり・・・、場違いな変な外国人8人組はアトラクションに乗ったりホットドッグを食べたりして夜は更けていきました。
それにもかかわらず時差ぼけで朝早く目が覚めて寝られません。 2日目はコペンハーゲン市内を観光することにしましたが、おやっさんは足が悪く長くは歩けないのでバスや水上バスも利用しながら、たくさん歩かなければいけない時は待ち合わせ場所を決めて待ってもらうようにしました。そうそう、出発の前日成田に1泊して夜の食事をした居酒屋に持ってきた杖を忘れて来てしまったおやっさんでしたが、一生懸命歩いてみんなに迷惑をかけない様にと頑張りました。後から写真を見てみると何だか一番楽しそうにはしゃいでいたのはおやっさん?
コペンハーゲン市内が360度見渡せるラウンドタワーにも上りました。ゆるやかなレンガ敷きの坂をぐるぐる上り続け最後に細い階段を上がると展望台に出ます。お天気は最高!遠くスウェーデンのマルメやそこへつながる橋もきれいに見えました。太陽が眩しくて目を開けていられない程でしたがコペンハーゲンの街並みが本当にきれいでした。
ここでラウンドタワーについて少し、ラウンドタワーは当時の国王クリスチャン4世が自ら率先し、17世紀の学者に必要な天文台・学生の為の教会・大学図書館の3機能を備えた塔として1642年に完成しました。らせん状の廊下はヨーロッパ建築には珍しく、209mの道程を7回転半で地上34.8mの展望台に上がることができます。展望台を囲む美しい鍛鉄の格子は王室付彫金師キャスパー・フィンケが1647年に製作したもの、今も尚美しいこの格子に何人の人の手が触れたのでしょう。天文台は1861年までコペンハーゲン大学が使っていましたが、今では誰でも塔の望遠鏡で夜空の展望を楽しめます。そうそう、教会の側の公園で待ってもらっていたおやっさんを展望台から発見!小さいけどはっきりおやっさんとわかりました。
その後真夏のようなニューハウンでランチ、美味しくって楽しくってみんなもう放心状態でした。と言うより、ちょっと昼間から飲んだワインが効いたようです。ほろ酔い気分で水上バスに乗り人魚像を見て、カステレット要塞を散歩しTrip Trapショールームに行って、そして日が暮れました。
翌日はスウェーデン・マルメに日帰り旅行です。マルメはコペンハーゲンから約30分で行ける為、コペンハーゲンのベッドタウンとして新しい集合住宅がたくさん建ち続けています。その現場を見たいという事で出かけました。住宅を見学した後街中へバスで移動し、デザインセンター見学、みんなでランチ、そしてショッピングを楽しみました。
ユトランド半島にあるビルン空港へはヘンリックが迎えに来てくれていました。9人乗りのレンタカーを借り小林さんがドライバーです。まずはドライブインで軽いランチ、この日もお天気が良くて外での食事は格別でした。ああ~、美味しくって楽しい! その日はサッシメーカーの見学をしてオーベンローのホテルに1泊、オーベンローは何度行ってもいつも感動する大好きな街、曲がりくねった坂の商店街には美味しいレストランやカフェ、紅茶専門店、可愛いショップ等がたくさん軒を連ねます。中心にある教会の裏の方には古い街並みが広がり、今回は是非ここを歩いてみたいと思っていました。実は数年前にここへ来てカメラ片手に歩いていた時おばあさんから声をかけられ、家を撮るのならこの向こうにきれいな古い街並みがあるから行ってみなさいと教えてもらっていたんです。
ということで食事の前にちょっと散策に出かけることに、お店はもうほとんど5時で閉まっていますが、途中で一緒になったマー兄さんとTさん、香川の4人でうろうろと古い街並みを歩きました。本当にドキドキするほど素敵な街です。この街については香川がお話させて頂きます。
翌日ソネボーキッチンや建築現場の見学を済ませた後、ショールームに戻ると大好きなスモーブロー(オープンサンド)が用意され美しくテーブルセッティングされていました。芝生の庭に面した明るいお部屋で美味しいランチを頂きました。デンマークではこうして来客にランチやブランチをご馳走する習慣があります。一緒に食事をする事でより深くおつきあいをしたいという気持ちの表れでしょうか。朝食をたっぷり頂いて朝一で会社訪問をするとすぐにブランチが出て、又次の会社でランチなんて事もよくあります。でも美味しくってつい食べてしまうのです。素敵なランチのおもてなしにみんなの顔がほころびます。
その後車でソネボーへ移動しホテルにチェックイン、街中をちょっと散歩してショッピングを楽しんだ後海辺のカフェでひと休みしました。9月最後の日だというのに真夏のような暑さです。海辺ではベンチに座っている上半身裸のおじさんやタンクトップ姿の女性がいっぱい、私たちは冬支度で熱い熱い!何故か棟梁のSさんだけはタンクトップ姿でよく登場していますが・・・。夕方の海はとってもきれい、カフェでビールやアイリッシュコーヒーを飲んだせいか船のおじさんともついフレンドリーに話が弾みます。 ホテルのレストランで今日はお米を食べようということでみんなリゾットのルッコラ添えを頂きました。美味しい!!
そうそう話は戻りますが、おやっさんはソネボーの街中にある専門店で念願の杖(ステッキ)を買いました。福祉の国デンマークのデザイン・使い心地共に最高の一品です。一生もののいい買い物をしましたね! 旅も終盤、どうしてももう一度オーベンローへ行ってあの紅茶を買って帰りたいという私のわがままにみんなが賛成してくれて、もう一度オーベンローへ戻り紅茶を買ってDIYのお店に寄ってから一路リーベへと車を走らせました。
リーベはデンマーク最古の街、古い町並みが今でも美しく残っています。ここでもみんなカメラ片手にそれぞれ気の向くままに歩きました。ハロウィーンのカボチャをいっぱい積んだ産直のトラックに人が集まっていたり、川沿いでは蚤の市が開かれていたり、のどかな風景は時間が停まったかのように古き良き時代がそのままに続いています。
そしてビルンに戻りレゴランドのすぐ近くにあるホテルへチェックイン、何故かホテルのレストランではドイツ・ビール祭りが開催され生演奏でみんなおお賑わい、つられて私たちもはしゃいでしまいました。小林さんとSさんは一緒に踊ってしまいましたよ。(笑)翌朝10時のオープン前にはレゴランドへ到着、みんなここを楽しみにしていた様です。私はビルン滞在4度目にしてレゴランドデビューを果たすことができました。アトラクションも小さなお子さま向けで怖くはありません。お昼過ぎまでショッピングをしたりランチをとったりしてのんびり過ごしました。
そしてビルン空港からコペンハーゲンへと戻り、翌日成田行き直行便SASで無事帰ってきました。 今回の旅は色んなラッキーな出来事が続きずっとお天気にも恵まれ、誰一人として病気にもならず無事帰ってくることができて本当に良かったです。みんなにも満足してもらえた様で帰りには次回の積み立ての話が出てきたほど、みんなで長い時間を過ごし寝食を共にしたことでより信頼関係が築けたと感じています。これからの仕事運びがよりスムーズに今まで以上に良いチームワークでやっていけると確信しました。
これからも仕事を一生懸命頑張って又積み立てもして、もう一度みんなでデンマークへ行きましょう!たまには体の力を抜き心身共にリフレッシュする、美しいものを見て美味しいものを食べて・・・、これは結構大切なことで良い仕事をする為に必要不可欠なことだと私は信じています。
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