2階にプライベートスペースを設けたプランですが、リビング階段でご家族のコミュニケーションを大切に考えました。ゆったりとした階段は明るく、壁に続くニッチはご家族の小さなミュージアムになるのでしょうか。どんな風に飾られるのかとても楽しみです。

殺風景なユニットバスも白いタイル貼で優しい感じに仕上げ、温水暖房と木製トリプルグラスサッシとの組み合わせにより、冬のバスタイムをとても快適にしてくれます。これらは快適なだけではなく、結露を防止しカビの発生をも阻止してくれます。

19帖のリビング・ダイニングﾞはとても明るく清潔な雰囲気を大切にしました。南面の全長3.3mもある木製テラスドアからは冬には暖かい光が差し込みます。又近々設置される予定のウッドデッキが完成すると広々感がもっと増し、お子様の遊び場として大活躍してくれることと思います。

人に優しい輻射式温水セントラルヒーティングを採用していますが1階は全て段差のないタイル（イタリー製）貼り床暖房にしました。階段下収納のスライドドアも吊金具にし、床にはレールも一切ありません。キャスター付家具や掃除機などを引っ張り出すことができとても便利です。

キッチンへは両サイドからぐるぐる回遊でき便利。あえて壁を設けることでそれぞれが落ち着きのある空間となり、キッチン収納が増え壁には絵を飾ることもできます。お食事を並べたりビールを取りに行ったり片づけたりもとてもスムーズ。その手前に見える大黒柱は構造的に重要なばかりでなくダイニングとリビングを分ける役割も担っています。

小屋裏利用と言ってもこのように広々しています。寝室に面して設けたウォークインクローゼットはドーマーを利用しフラット天井で無理なく家具を収納できます。壁天井は白い壁紙、ドアは北欧パイン（無垢）、フローリングはビーチ3層構造を採用しました。ドアの右手は暖房パネルです。照明器具は白熱灯で枕元に設けたつまみで明かり調光できます。

2階寝室の隣に書斎を設けました。小さな空間ですがとても落ち着きます。天窓（ベルックス）しかありませんので見える景色は空ばかり。（お隣の屋根が少しと．．．．）きっと自分の世界が広がるはずです。誰にも邪魔されない自分だけの空間、それは誰もが憧れるものではないでしょうか。実は奥様にも1階にワークスペースがありますよ。

キッチンは2列型、バウフォーマットはモデルチェンジの期間が長く安心です。Mieleの食器洗機、AEGの電気クッカー、KOHLERのホーローシンクを採用しました。白いタイル貼トップも少し高めな方が台所仕事がとても楽です。お隣には奥様のワークスペースを兼ねた収納室、その向こうにはユーティリティーが続きます。動線を最重視しました。